帯広の森サポーターの会

- 森を知り、育て、楽しむ -



私たちは、「帯広の森」の一角で、自然豊かな郷土の森を  育成し、後世に残す活動を行っている市民グループです。

 

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私たちは、「帯広の森」の一角で、自然豊かな郷土の森を育成し、後世に残す活動を行っている市民グループです。

 

NEWS 2024年  イベント情報、トピックス


私たちが活動する森の姿

  

 

私たちが活動する森は、「帯広の森」の最西端にあります。東側には帯広川が流れ、その低地に連なる段丘と高台から成る約32ヘクタールの森が現在の活動範囲です。西側は畑地となっている一方、東部には開かれた草地もあり、鳥類や昆虫類の生息地としても貴重な環境が維持されています。

 

 

 

「帯広の森」は市街地の南西部に広がる約406ヘクタールの広大な市民の森です。元々畑だったところに1975年(S50年)から市民による植樹が始まり、多くの人々の手で守られ育てられてきました。

森のイラストマップ (クリックで拡大)

帯広の森サポーターの会 が活動する森のイラストマップ
帯広の森サポーターの会

広葉樹の森

 現在の活動範囲の大部分は1997年(H9年)以降に植樹されたミズナラ、カシワ、シラカンバ、エゾヤマザクラ、イタヤカエデ等を中心とする多様な落葉広葉樹の森です。

植樹後20年以上が経過しているものの、帯広の森の100年計画からすれば、まだまだ育林期と呼ばれる若い森です。樹冠が閉じ始め木々の競合も始まっていますが、林床に光が届く明るい森です。動物や風に運ばれた種子が芽を出し、稚樹が数多く育っています。

 そのため、稚樹を守る丁寧な下草刈りや、将来残す木を選んで大きく育てるための除間伐に取り組んでいます。

針葉樹の森

 森の南西部には1982年(S57年)~1988年(S63年)に植えられたカラマツ、トドマツ、等の針葉樹を中心とした森があります。

植樹後40年程度経つため、育林期から森林形成期に入りつつあります。樹高は15~16mまで育ち、樹冠も閉じた状態になっていることから、広葉樹の森と比べると少し暗く、青年期の森らしい景観になっています。一方、これまで間伐が積極的に行われてこなかったことから、今後は適切に間伐を行い、成熟した針広混交林に育てて行くことを目指しています。


屋敷林跡

元々農家の母屋があった周囲には、オニグルミやヤチダモ等の繁る屋敷林跡が残されています。また東側の段丘面には湿った土壌を好む草木も生育しています。

隣接する草原

この様に私たちが活動する森は、多様な動植物が生息し得る貴重な環境を保持しているのです。

 



私たちが目指す森づくり

この森の代表樹種の一つであるミズナラは最大400年の長寿命で樹高30mにもなる可能性があります。カシワやイタヤカエデも最大200年生の巨木になり得ます。

私たちの活動は、個々の樹木の特性や森林の管理方法を学びながら適切な育樹作業を行うことにより、この地に元々あった豊かな自然林を復活させ、次世代に伝えていくこと目的としています。

また、市民の森として誰でも安全に森を利用できるように散策路や看板、ベンチなどの設営も積極的に行っています。


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